株の利益確定のタイミングを曖昧にしちゃいけない!

株式投資は利益を出さなくては意味がありません。

狙いを定めて買った銘柄が、運良くか、それとも綿密なデータに基づくか分かりませんが、上手いこと株価が上がっていくとします。

そこであなたは、どのタイミングで利益確定を行いますか?

今回は、利益確定のタイミングを、株式投資術の、それぞれのスタイル別に、どんな方法がよりベターなのか考えてみました。

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利益確定のタイミングは、曖昧じゃいけない

あなたは、買った銘柄が買値より上がった時、利益確定に決まったルールを設けていますか?

それとも、その時の状況によって臨機応変に決めていますか?

その日の状況、日足チャートや板情報を見ながら臨機応変に「今だ!」と売りを決めるのは、ゲームなら楽しいですが、正直、精神衛生上、良くないです。

サラリーマンの方なら、休憩時間や昼休みに証券会社のサイトを開いて、

売るか!

いや、もっと上がるはずだ!我慢だ!

などと、ハラハラドキドキで仕事が手につかない。

後場終了後にチャートを見たら、スーパーロング上髭の陰線で、売っておきゃよかった…。なんてことも。

ハラハラドキドキが目的ならそれでも良いでしょうが、もっと気持ちを落ち着けてやらないと長続きしません。

利確のタイミングを曖昧にしていると、必ず失敗します。

やっぱり、ルールは決めたほうがいいと思います。

デイトレーダー的な利益確定方法は

デイトレーダー的な超短期の場合の利益確定は、どんなやり方が考えられますか?

買値より上がったら直ぐに利益確定するという早打ち

リアルタイム株価ボードや当日値上がりランキングを見て動きが活発になった銘柄に買いを入れて、上がったら直ぐに利益確定する。

デイトレの良くある方法です。

しかし、同じように、買い値より下がっても直ぐに売らなければなりません。

しかも、損切りの損は、勝った取り引きよりも少ない金額に収めなければなりませんから、

勝っても負けても直ぐに手放す!を、瞬間的な判断で実行するのは、正直疲れます。

売買回数を増やして利益を増やしていくのは、手間がかかります。

ゲームが得意な若者なら可能かもしれませんが、中高年の輩にはしんどいです。

とはいうものの、有名なデイトレーダーの「迷える子羊」さんは、このような利益確定方法で、莫大な資産を得ています。

1日の間に、何度もファインプレーのトレードをした日には、思わずガッツポーズが出るのかもしれません。

私も株式投資を始めた当初、自宅仕事だったので、仕事そっちのけで、このようなやり方に挑戦していましたが、楽しい反面、続きませんでした。

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デイトレでも日足チャートやオシレーターを見て利益確定する方法

デイトレといえども、チャートを使って売り買いする方法もあります。

日足チャートをつかって、中期トレーダーなどと同じように、ローソク足と移動平均線で売りポイントを決めるやり方です。

  • ローソク足が移動平均線から大きく上に乖離しているうちに売る。
  • ローソク足が移動平均線を下に抜けたら売る。

というようなルールを作ります。

他にも、MACDなどのオシレーターをつかって出たサインに従って利益確定する方法もあります。

数日間のトレードなら利確を引き延ばす戦術もあり

ウィークトレードのような、数日間から数週間、株を持ち続ける投資術をしている人の利益確定はどうでしょう。

谷からの上がりっぱなで買って上手くいけば長めに持ち越せる

利益確定のタイミングと言っても、その株をどの位置で買ったかによって売るポイントも違ってきますよね。

需給の波(グランビルの法則で現れる山と谷)の、谷の付近で買った株が予想どおりに上がれば、

その銘柄の、1波に於ける平均上昇日数をざっと調べて、その日数のちょっと前に(山頂のちょっと前に)利益確定する。

とか、

もうちょっと粘って、山頂から株価が下りかけたところで売る。

どちらにしても、25日移動平均線やトレンドラインから、かなり乖離したと思ったら、欲張らずに利益確定する。

山の8号目付近で買ったら

需給の波の上のほう(例えば山の8号目あたり)で買ってしまったら、そこで利益が出れば、売ってしまいたいですよね。山の下りは直ぐそこなのだから。

買い戻し踏み上げに期待して持ち続けたほうがいい?

しかし、その銘柄が貸借銘柄ならば、

もし仮に、何かのきっかけで山の頂点を超えていくと、そこから下がるだろうと考えて信用売りしていた人達が、慌てて買い戻します。そうすると、今までの規則正しい波が崩れてもっと上昇していきます。

それを期待して、山の頂点前で売らずに、そこから下がったところに逆指値売り設定しておくのもありかと思います。

中長期のトレードスタイルでの利益確定

中長期でトレードしている場合、値幅調整で株価が下がり続けている時や、日柄調整で株価が停滞している時も、我慢して株を保持し続けることになります。

その間も、買値よりは高い状態でなければいけないわけですから、持ち続けている銘柄は、かなり安い株価の時に発見して買っていなければ、長期に持ち続けるのは難しいのではないでしょうか。

長期保有のつもりでもロスカット設定は必要

下げ相場からの上昇の、最初の転換点で上手く安く買えたとして、長期的に右上がりに上昇して、長期保有出来ていても、安心は禁物です。

長期保有でも、ある程度の下げ(例えば10%)で利益確定したほうがいいでしょうね。

トレンドラインを割ったら必ず売りたいです。

私は長期保有したことがないので、想定にすぎませんが…。

ロスカット設定していますか?

過去には、サブプライムショックや東北大震災など、予期せぬ大事件が起こりました。

(2020年3月現在、コロナウィルスショックが起きている最中です!)

予期せぬ世界的な大事件が起こると、1日にして大暴落が起こります。

ストップ安で売れなくなってしまうことも。

できるなら、利益の残る位置で、逆指値で成り行き売りでロスカット設定しておくべきです。

証券会社によっては、株価の上下に逆指値を設定出来るところもあります。

SBI証券でも2019年の春から、上下に逆指値設定が出来るようになるようです。

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