長い間、眠ったように沈黙していた銘柄が、月足チャートを見てみると、あら!
階段を登るように上がり始めている。
これは、買ってもいいんじゃないか?
果たしてこの思惑は正解なのか!
株価チャートが、皿形になる確率は?
チャートが長い間下降して、その後、しばらくの間、水平の波動を作っている銘柄はその後、再び長期間下げてしまう事ってあるのだろうか?
そりゃ、世の中の状況や、会社の不祥事などで、下げ止まったと思われた銘柄が、再びゆっくりと下がっていく事はあるでしょう。
しかし、私(ど素人)の印象では、「ゆっくりゆっくりと下がってきて、その後、水平なチャートを長く形成している」場合、そこからは、下がっていく確率より上がっていく確率のほうが高いんじゃないだろうか?と考えているワケです。
つまり、株価チャートが『皿形』のような形になっていくのではないかと…。
私のこの推測。どの程度の確率ならば、「狙い目」のチャートパターンとして成り立つのだろうか。それともまったくお話にならないのか?
これは、例によって、確率を取ってみるほかあるまい。
お皿のように上昇する銘柄は何割?
条件に当てはまる銘柄を100探します。
条件は、
↑A.株価が緩やかに下がって、そこからは長期間、水平になり、また上がりだした銘柄。
↑B.株価が緩やかに下がって、そこからは長期間、水平になり、突然、爆発的に暴騰した銘柄。
↑C.株価が緩やかに下がって、そこからは長期間、水平になり、また下がりだした銘柄。
↑D.株価が緩やかに下がって、そこからは長期間、水平になり、突然、劇的に暴落した銘柄。
の4パターン。
- 調べる市場は東証と大証のみ。
- それ以外の形を作っているチャートは無視です。
- 4つのパターンのうち、どれかが100に達したら終了とします。
- 今回は形がハッキリと出やすい「月足チャート」で検証します。(日足、週足だと目先の波動が目障りで、集計の目が狂ってしまうからです。)
検証結果
結果は、なんと! Aパターン(株価が緩やかに下がって、そこからは長期間、水平になり、また上がりだした銘柄。)が100に到達する間に、Bが2、Cが3、Dが0。となりました。
業種は、順番に、ガラス土石→ゴム製品→サービスと順番に見ていったところで、Aパターンが100に達してしまいました。
株価チャートの皿形は狙って勝てる?
ここまで、差が出るということは、「下がってきて、その後チャートが長期間水平で推移した銘柄の中で、たとえば、月足で52週線を越えて上昇してきた時に買う(お皿の右側が出来かかったタイミング)とかの方法で買うと、かなりの確率で勝てるような気がしてきます。
このタイミングになった銘柄を探し当てたら、チャートを月足から、週足、日足でも見て、なるべく、買った日からすぐに下がらないタイミングを計って、(順張りの逆指値注文を使うのも手だと思います)買いを入れたら、成功率が高まるのではないでしょうか。
※これは、あくまで私の推測で、調査によるチャートの見方も私の独断と偏見で、実際、試したわけではありません。