損切りルールで売った銘柄の再上昇は期待大

あなたは、損切りした銘柄の、その後の株価の行方を気にする派ですか?

それともスッパリと未練なく頭の中から消し去る派ですか?

これはどちらが正しいのかといえば後者でしょう。

しかし、今回は逆説を説いてみたいと思います。

スポンサーリンク

損切りした銘柄も観察し続けよう

損切りした銘柄も観察し続けるって?

それは一般に言われている事と違うじゃないか?

一般には「損切りした銘柄に未練を残すな、切り替えて、感情を入れずに機械のように売買していけ」と言われていると思います。

勉強すれば売買する銘柄が限定されてくる

自分流ではありますが、株を勉強して、買っていいポイント、買ってはいけないポイントを理論立てて突き詰めていくと、選択肢が狭まって、毎日のように銘柄をチェックしていても「よし、この銘柄は今が買いだ!」という株がなかなか出てこなくなります。(スイングトレードの場合です)

そこで自分流銘柄選びのルールをを緩くして、株を買ってしまうのです。売買する行為自体がスリルがあって楽しいものだから、つい自分流のルールを破ってしまうのです(私です)。

損切りの場合も同じで、せっかく決めた損切りのルールを、守りきれずに長く保有してしまったりする。そのうち損切りルールもめちゃくちゃに…。

これをやってしまうと、自分で決めたトレードスタイルのルールが曖昧になってしまうので、そこから半年後、1年後に、買っても負けても明確な答えが得られなくなってしまいます。

過去の取り引きの自分が定めたルールが一定期間決められたものであったなら、その結果から、そのルールが正解だったのかという答えが導き出せますよね。

決めたルールで売買した株と、そうでない株を分ける

決めたルール外の取り引きをする事はぐっと堪えましょう。それか、データ分析が好きならですが、買う銘柄、損切りする銘柄を、決める時に、

  • 厳格なルールに則って売買した株
  • 自分で決めたルールに反して買ってしまった株
  • 自分で決めた損切りルールを守らずに持ち続ける株

を完全に分けて、後で分かるようにしておく事で、売買ルールが正しかったかを調べる事が出来るでしょう。

私は不器用で面倒くさがりなので、そのような事はしませんが、余分な資金のある方は、そんな事してみてもよいと思います。

もし予算が豊富で、実験出来る余裕があるならば、

投資法A、投資法B、D、E…と、株を買う時に、しっかりと記録して、半年後、1年後の検証に使う。

これ、器用なあなたなら出来るでしょう。

余裕が無くても、ケーゾンなどのバーチャル投資体験ゲームを使えば架空の1000万円で実際の市場の動きの中で実験が可能です。

しかし、私としては、不器用な人間なので、投資スタイルは1つに限定して、その方法を検証した方が、集中力が高まってよいと思います。

上昇スタートひと山目の損切りなら再上昇の可能性も

1つの売買スタイルに、マイナス要素を削ぎ落としていくと、選ばれる銘柄が随分と少なくなります。予算が少ないと、ほんとに買う事ができる銘柄が少なくなります。

そうやって出てきた銘柄を買っても、期待に反して下落して、損切りという結果になることも少なくはありません。

そこで、取引履歴を見直し、一度損切りした銘柄がどのような状況になっているかを確認してみましょう。

例えば、上昇スタートだと思って買った銘柄、グランビルの法則での最初のひと山、ふた山の谷部分で買って上昇を期待して買ったものの、上昇せずに損切りしてしまった。

そんな時はグランビルの法則で言えば、3つの山が出来る事は期待出来ます。

ひと山目、ふた山目の谷部分が思いの外深くて損切りした銘柄も、もう1つ山が出来る可能性は期待出来ます。

買う銘柄が抽出できない時は、過去1ヶ月程の取引履歴履歴を見直し、損切りした銘柄のチャートを見直して、もう一度上げそうなものに注目して見るのもよいと思います。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする