スクリーニング機能を株価チャート重視派も活用しよう!

今回は、株価チャート重視派もスクリーニング機能を活用できますよというお話です。

株を買うために、ファンダメンタルズよりも株価チャート分析を重視しているといっても、何百社、何千社もの上場企業のチャートから、「これは買いだ!」という銘柄をみつけるには、なんらかの手がかりが必要ですよね。

そこでスクリーニングの出番です。

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株価チャート重視派でもスクリーニング機能は役に立つ

あなたが、株価チャート分析派だと仮定して、そこからまた、いくつかのトレードスタイルに別れると思われます。

例えば、

当日、前日の出来高と大陽線(大陰線)を手がかりに売り買いをする派

この場合、直近の株価上昇率ランキングを参考にすると思われますので、スクリーニングの出番は、ほとんどありません。

気になった、大出来高の上位にランキングされた銘柄のチャートを確認。

その後で、過去のチャートの動き具合や、決算発表などの情報をチェックする。

というような方法になります。

しかし、もうちょっと長い目で見るトレード手法を用いる場合もありますよね。

ローソク足の位置をスクリーニングでチェックしよう

上のように株価ランキング重視の手法ではなく、ある程度の期間をチャートで観察してトレードする場合、スクリーニングは強い味方になります。

長期右上がりチャートを75日移動平均線乖離率で選ぶ

あなたが、次から次へと売買を繰り返すようなタイプのトレーダーでないならば、

長期(75日など)の移動平均線からの株価の乖離率をスクリーニングで降順にチェックする方法があります。

スクリーニング機能を使って、長期の右上がりのチャートを選び出せます。

この中から例えば、月足で3ヶ月連続陽線のチャート、4連続陽線のチャートなどをチョイスして、買いのチャンスに備える。方法があります。

なぜ、そんなことをいうかというと、私が調査したデータで、

月足で3本陽線が出たら4本目の陽線が出る確率が50以上、4本連続で陽線が出たら、5本目の陽線が出る確率が50%以上ある。

という調査結果があるからです。(期間や相場状況によって変わると思いますが)

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他には、何年もの間、死んだように眠っていたようなチャートだったのに、ムクムクと業績を上げて、これは当分、株価が上がっていくんじゃないか!という銘柄も見つけ出すことができます。

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2本、3本の移動平均線に対するローソク足の位置を抽出して買いポジションを狙う打て!

私が、SBI証券のスクリーニング機能を使っているので、それに基づいて話をさせて頂きます。

追記)SBI証券のウェブサイトのスクリーニング機能がリニューアルされて、移動平均線からの乖離率を使ったスクリーニング機能は『詳細条件項目』の『株価パフォーマンス3』で設定できます。

短期、中期、長期の3本の移動平均線乖離率を使って、自分の意図した買いのポジションを待ち構えることができます。(例えば5日、25日、75日の移動平均線乖離率)

例えば、こんな地点で買おうと考えているとします。

  • 長期的に緩やかに上昇中。
  • 株価が下がってきて25日移動平均線付近に下りてくると反発する確率が高い。

こんな状態のチャートをスクリーニングする時は、

  • 「75日移動平均線乖離率の降順」
  • 「25日移動平均線乖離率-5%〜5%」

なんていうスクリーニングを行うと、グランビルの法則の「谷」部分からの上がりっぱなに買いを入れられます。

逆指値注文を利用すれば効率良く買うこともできます。

ここに、

  • 「ローソク足が5日移動平均線のすぐ下」

という条件をプラスして、いくつかの銘柄をリストアップしておきます。

そして、5日移動平均線の上にローソク足が乗った最初の日に買いを入れる。

↑こんな方法も考えられます。

これは、あくまで買い方の1例です。これで勝てるかは分かりません。(即興で考えましたが、この方法は、いいかもしれない!)

あなたも、あなた独自の買いのタイミングを編み出し、それに当てはまる銘柄をリストアップするのに、スクリーニングは役に立ちます。

売買代金の少ない銘柄は買わない

売買代金の少ない銘柄は、不確定な要素が多く、売る時も、売りたい値段で売りにくいので、リストから外したほうがいいでしょう。

ファンダメンタルズに明るければ、なお良し

スクリーニング機能には、移動平均線の他に、PERやPBRなど、ファンダメンタルズの指標が設定できます。

というか、どちらかといえばファンダメンタルズ要素で銘柄を抽出するツールと言えますね。

私みたいに、チャートのポジションを探す目的でスクリーニング機能を使っているトレーダーは少ないかもしれません。

こんな方法もありますよ、という提案です。

あなたのトレード方法に、何かヒラメキが起きたら嬉しい限りです。

現在は、ミニチャート形状で大まかに選ぶ、「チャート形状銘柄検索」という機能もあります。

しかし、細かく設定するならスクリーニングがよいと思います。

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