株のトレードでの、押し目買いは、定番とも言えるエントリーポイントです。
しかし、ただ単純に押し目ができたからエントリーしよう。というだけでは、結果が出ません。
それは私の実体験でございやす。
私は、押し目だと思って買った銘柄が、見事に期待を裏切り、損切り出来ずに塩漬けになっているという状態でございやす。(涙)
しかし、押し目買いは、安くなったところを買って高く売りたい勢力の、絶好の買いポイントになります。
この、『押し目買い』で結果を出しているトレーダーは五万といるはずです。
そうであれば、『押し目買い』に、何かプラスαした条件でエントリーしていると考えるのが筋ってものですよね。
この、プラスαの条件はいくつか考えられます。
- 『押し目買い』にプラスする条件は、
- パーフェクトオーダーの状態の押し目
- 逆三尊後の押し目
- ダウのトレンドの転換後の押し目
- フィボナッチ数による押し目
などなど、いろいろと考えられますが、
私が今回の調査で使う『押し目」1に+する条件は、
75日と25日の移動平均線を下からいっきに突き抜けてからの
最初の押し目を買った場合の勝率は、
おそらく相当高いんんじゃないのか!
という、予測。
のもとに調査してみました。
ここでもう一度条件を箇条書きにします。
調査条件1
(2本の上下は問わない。)
※下の2本目にタッチしてしまった場合は数えないことにしました。
勝ち負けの判定条件
この条件で買って、どこを勝ちとするかというと、
たとえば、こんなチャートの形↓
とします。
と数えて勝率を出します。
この条件を調査項目に選んだ理由
75日と25日の移動平均線を下から一気に抜けてくるということは、強力なきっかけがあったと考えられます。
チャートの左側が、対局では「下げが優勢」になっていると思われます。
長期、中期の2本の移動平均線を一気に超えてくると、投資家は俄然、買い優勢になるでしょう。
それか、
何か、その会社にインパクトのある出来事があったか。
しかし、ファンダメンタル分析はここではしません。
テクニカル派は、チャートに出た結果でそれを判断することになります。
そして一回目の押し目がくる。
みなさん、買いたくなりませんか?
5日線がカップ&ハンドルのような形になる
75日と25日の移動平均線を一気抜けたということは、かなり勢いよく抜け上がったとみられます。
その一回目の押し目は多分、抜け上がった上昇の幅の半値よりも、ずいぶん上でできることが多いのではないか?と考えてみました。
この形は、『カップ&ハンドル』に近いクイっと行く上昇になると期待できる形です。
味方によっては、逆三尊になっているかもしれない形です。
という思考のもとに、今回の調査条件を選んだ次第であります。
では、調査開始。
言い忘れました。
今回はコード順で400社の中に出現したポイントを数えた勝ち数ということにします。(2020年末11月20日までの過去半年間)
※期間上昇率の高い順では、勝ちが増えてしまい、正しい結果ではなくなると思ったからです。(間違った洗脳を受けてしまいます。)
※400社のチャートを見ましたが、
- 出来高が少なすぎて参考にならない銘柄
- チャートがバランバランでまるで規則性が見出せない銘柄
が、あって、そういった銘柄に出てきた調査適合ポイントは、私の裁量で却下しました。
ので、その辺はご了承ください。
移動平均線2本越えの調査はグダグダに終わる
私のポジティブな期待は残念ながら裏切られました。
移動平均線2本越え、1本目までの範囲で下げて押し目で買ったとして?
コード順400社調査の結果は
勝ち判定46
負け反転36
移動平均線2本越えしてから反落し、下の2本目にタッチするまで下落した
沢山(多すぎて数えてませんでした。)↓
移動平均線2本越えしてから反落してそのまま2本の移動平均線を下まで抜けてきた。
69ヵ所
↓のようなチャート
グダグダでしょ。
大したことありませんでした。(残念)
そして、多くが下側の移動平均線にタッチするとほど下がってくるという事実を突きつけられました。
山形に戻ってくる形も多数。
調査しながら気づいたこと
上のほうでの押し目はイマイチ
移動平均線2本を一気に超えて、その2本の上で押し目を作って上がった場合、押しが浅すぎて、直近の高値を決済ポイントにすると値幅が取れないという状態がけっこう多かった。
もう翌日とか翌々日とかに直近の高値についてしまうのだ。
押し目どころか、2本の移動平均線の下まで戻ってしまう事が多かった。
25日、75日の2本の移動平均線を一気に超えてそこからまた一気に2本下まで戻るというパターンが続出した。
この結果から、
多分、突然の急激な上昇は、長期移動平均線が、まだ右下がりなので、グランビルの法則で、その右下がりの移動平均線の株価(ローソク足)が引っ張られる。
後付けですがそんな理由が考えられます。
そして、多かったのが、押し目を付けずに真っ直ぐ上がっていったというパターンでした。↓
これも数えてませんでした。
これじゃ、まともな調査結果になりません。
正直、今回の調査は失敗です。
分かったことのまとめ
以上、グダグダの結果でごめんなさい。
あなたは、どのように感じましたか?
※チャート画像は株ドラゴンさんから。