上昇率毎の銘柄数の分布を調べてみると、どの辺まで上昇したら、この先も上がって行く可能性があるかを考察する事ができます。
大まかにはピラミッド型の分布になりますが、よく見るとヒントが見つかります。
直ぐに飛びついて大敗しないために
上昇のスタート時に「きた〜!」と、買いに走って、そに後直ぐにドスンと株価が下落して、元の株価あたりに戻ってしまい、損切りする決断が出来ずに塩漬けになったしまった経験がある方は多いと思います。
次に噴き上がるのはいつの事になるのか、株投資の初心者には全く見当がつきません。
サッサと損切りしてその資金を回転させていかなければ、噴き上がるのを待っている期間が無駄に過ぎて行きます。
その間にも、買いどきの銘柄がひたひたと上昇を続けているかもしれないのですから。
そんな失敗を繰り返さないために、押さえておきたい決まり事があれば、負けのリスクが減らせるはずです。そのようなポイントを押さえた株の売買の方法はあるのか、私なりに考えてみました。
当たり前の事ですが、10倍になる株はその前に5倍になます。
凄く当たり前の事ですが、当たり前の中に真実が隠されています。
例えば、本日2016年1/12時点までの東証1部銘柄の3ヶ月間で、
- 上昇率50%以上60%未満のエリアにある銘柄の数は28銘柄。
- そのエリアより上にある、上昇率60%以上になっている銘柄は31銘柄。
この中で100%以上(2倍以上)になっている銘柄は8銘柄。中には564%になっている銘柄もあります。
最高値までの日数は10日間という銘柄がひとつあるだけで、他は20日以上かかっているのがほとんどです(最長57日)。
上昇率50%を超えた時に買う
- 上昇率50%を越えてきた所を次々に買っていき、買値より下がったら損切りする。
- 上昇率50%を超えた所で買った株が60%ラインを越えたら持ち続け、行けるとこまで行く。仮にその株が60%ラインに戻ってきたら利益確定。この利益確定分で、「買っては直ぐ損切り」した分のマイナスを補います。
この戦術どうですか!
50〜60%のエリアの銘柄数より、60%〜の銘柄数が多ければ、仮にいつの時もそうであるならば、これは勝てんじゃないのか!
50%を越えた所で直ぐに力尽きてしまう銘柄が無数にあるとは思えないのですよ。
ちょっとでも60%のラインを越えて行ってくれるんじゃないかと。
今、仮に買い始めを、上昇率50%到達時にしてみましたが、これを60%からにしても、いいかもしれません。
上昇率20%〜30%の株に飛びつかない
上昇率20%〜30%の株は無数にあるので、これに飛びつくと、「買っては損切り」を繰り返す事になり、騙しあげにも引っかかりやすい。
そして、長い陽線、陰線に翻弄されやすいので危険です。
まとめ
- 上昇率50%に初めて顔を出してきた銘柄で、初動から10日以上掛かっている銘柄を買う。
- 買値より下がったら即損切り
- 買った株は上がったら持ち続けるが、直ぐに60%ラインを割ったら利益確定する。
どうです?この戦法。
まあ、いろいろとツッコミ入れてください。