株をやめる人、やめなくてもいい人

あなたは、株式投資を始めて現在まで、勝ち負けを合算してプラスでしょうか?それともマイナスでしょうか?

最初の数年が勉強代としてマイナスだったとしても、その後、自分にマッチした投資法を見つけ出し、マイナスをプラスに変えられたなら、それは素晴らしいことです。

しかし、ある程度、投資を勉強しても、利益に繋がらない人もいるでしょう。

まさしく資を投げてしまって戻ってこない。そんな状態のひとにとっは、「株をやめる」ということも、決して敗北ではありません。

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株を止めるべき人

株をやめるべき人とは、どんな人でしょう。

人それぞれ理由はあると思いますが、いくつか上げてみましょう。

追証が払えない状態

信用取り引きレバレッジを効かせ過ぎて、株の暴落をまともに喰らい、追証が発生してしまった人。

口座は凍結され、追証が払えない場合、借金となります。

これは、万事休すの状態です。

株式投資からは、一旦距離を置いて、自分を見つめ直す時かもしれません。

株が再開できるまで、地道に働き、その間は、バーチャル投資ゲームで自分の投資スタイルが正しいか実験し、株に使える資金が貯まるまでじっくり待ちましょう。

働いて貯めたお金が、株でまた無くなるのが、馬鹿らしくなって、そのまま株式投資をやらなくなるかもしれません。

むしろそのほうが、幸福になれるような気もします。

恋人の親が否定的な場合

あなたに大切な恋人がいて、結婚を考えていたとします。

大事な娘さんを貰いにお家を訪ねた時に、相手型のお父上に、

「株をやっている男とは、ウチの娘は絶対に結婚させない」と言われたら、あなたはどうしますか?

もしあなたが、有名な「cis」さんや「BNF(ジェイコム男)」さんのように、株によって莫大な勝利を得て入れば、それは立派な投資家ということになりますが、そうでなければ、株を止めるべき時なのかもしれません。

その厳格なお父さんが、過去に痛い目にあっているかもしれませんし、株で人生を台無しにした知り合いがいるのかもしれません。

そんな危険なことをやっている男に娘を嫁がせる親はいません。

バイトのほうがお金がたまることに気づいた人

株をやるためにアルバイトをして、いざ意中の株を買うも、買った銘柄はなぜか次々に下落して損ばかり。

よくよく考えたら、今まで株で負けた金額で、ベンツも買えたんじゃないか?

なんて、我に返った人は、株をやめる理由になります。

株で会社を辞めるのはやめろ

デイトレーダーが一時期流行りました。

サラリーマンでさえ、仕事時間や昼休みにケータイやスマホで、株の売り買いが出来る時代です。

もし、運良くそんな「休憩時間トレードで連戦連勝などしてしまったら、「毎日自由に株ができたらなぁ」なんて、デイトレーダーへの夢を見てしまうかもしれません。

もし、そうやって会社を辞めて、デイトレーダーになったとしたら、本当に幸福が来るのでしょうか?

デイトレーダーになれば、初めは無職のようなものです。

社会保険から国民健康保険に変わりますし、年金も厚生年金から国民年金に変わります。

年金の受給額も、サラリーマンで定年になった人よりも少なくなります。

それをカバーするだけの金額を株式投資で稼ぎ出していく自信はありますか?

その自信がないのであれば、会社を止めるべきではないでしょう。

サラリーマンは株式投資をやってもいいのか?

株をやったことのない人には、サラリーマンは株式投資をやってもいいのか?という疑問ですが、株式投資は資産運用のひとつの方法であって、「業」ではないので、副業の範疇ではありません。

サラリーマンに株式投資ができないのなら、株を買うことが出来るのは、隠居したじいちゃんばあちゃんや主婦、それに莫大な金額を動かしている専業投資家ぐらいになってしまいます。

それはおかしいでしょう。

かなり古い記憶ですが、投資関係のテレビコマーシャルの演出で、お見合いのシーンで「ご趣味は?」と、どちらかが聞くと「株式投資を少々」と答えるのがありました。

見合いの男性はサラリーマン風でした。

あれ?答えたのは女性のほうだったかな?

株を止めるのはむずかしい?

あなたは、なぜ株をやっているのでしょうか?

株を長期的に道続けている人にとっては、いかにして勝つか?なんてことには、意味のないことかもしれません。

ただ、昔買って、持っているだけ。

これが、正しい姿なのかもしれません。

または、その企業の製品が大好きで、愛している、応援し続けたいという気持ちで株を持っている。

株主の本来の姿はこれでしょう。

上がったところで売りぬける。トレーダーにとっては当たり前のことですが、それさえもダーティーに感じるほどの無欲の投資マインドがあれば、株はやめなくても大丈夫です。

株をやめられる人、やめられない人

株式投資にはギャンブルの要素もあるので困ったものです。

ギャンブル的なマインドを刺激されて株式投資をやっている人は危険です。

なかなかやめられないでしょう。

株価が上がるであろう期待感や、上がった時の達成感などは、人間の脳にドーパミンという、もう一度、快感を味わいたいという、意欲を起こさせるホルモンを分泌させるのです。

これで明日、上がったら凄いことになるぞ!

と思うだけで、ドーパミンが分泌して、「買い」ボタンを押してしまうのです。

ここで、自分を一旦、客観視できるかどうかが、株で身を滅ぼさないために必要な、ポイントです。

ギャンブラーは決してギャンブルしないのだそうです。

あなたも、自分のやり方を見直す時かもしれません。

株をやめることも視野に入れて…。

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