現在は、インターネットで簡単に口座がつくれてしまう時代です。
初心者が勉強もせずに、まとまった金額を投資できてしまうのです。
それは、危険極まりない行為です。
大損するパターンを心の痛みとともに深く記憶せよ!
人間は失敗を繰り返すことで淘汰され、進化を続けてきた生物です。
脳科学の先生はそう言っています。
失敗を記憶して、次に同じ過ちをしないような、脳の機能になっているのだそうです。
「ひと」が大昔、木の上から草原に下りて生活を始めた。
そこには、ライオンなどの猛獣がいて、失敗すれば喰われてしまった。
それを失敗として脳は代々記憶してきたのです。
株で大損するという大失敗は、原始人が草原で猛獣に喰われるのと同じです。
その時、猛獣に喰われた本人はもちろん、その人の家族の心の痛みは想像を絶するものだったでしょう。
株の投資だって同じです。
過去に身内が株で大損したのを見たお父さんは、
「株をやってる男だけには娘を嫁にやらん。」
なんて人もいるくらいですから。
株で負けることはそれくらい、激しい痛みだということを心に刻んでおきましょう。
その激しい心の痛み=大損した時のパターン。
それを深く記憶して、危険を察知する時の第六感として使うのです。
あなたが株取引を続けていくために。
初心者が大金で株に投資する危険性
せっかちに始めてしまうと大損が待っています
最近、株式投資に興味を持ち始めたあなた。
老後の生活資金として、現在の貯金だけでは不安があり過ぎると、ここはひとつ、株で資産を増やしてやりましょうと思っているのかもしれません。
まずは、バーチャルでトレーニング
あなたはの気を削ぐつもりはありませんが、ちょっと冷静になりましょう。
ここは買いたい気持ちをぐっと堪えて、1年間、バーチャル株投資ゲームで、自分の投資スタイルが間違っていないかを、検証してみる事をオススメします。
大損のパターンと負けた時の心の痛みを疑似体験してからでも遅くはありません。
株投資は素人が、さあ始めましょうと参入して、そう簡単に勝てるものではないからです。
株式投資を始めて直ぐに勝った人ほど、後でしっぺ返しが待っている
中途半端な知識のまま、偶然に上昇相場の時期に株を始めて、勝ってしまったりする人がいます。
そうすると、自分の投資スタイルは正しいのだと勘違いして、相場全体が下り坂になったり、世界規模の事件が起きた時などに、対処が遅れ大損してしまうことになります。
大損の失敗の記憶の蓄積がないからです。
私もこのパターンに嵌り、痛い目に遭いました。
なけなしの貯金から100万円に満たない金額で株を始めたのですが、最初の数ヶ月で30万円程勝ちました。
「株の利益だけで生活出来るんじゃないか」なんて思ったのも束の間、「儲け」どころか、資金まで無くなっていきました。
私と同じ過ちをして欲しくないが…
株式投資の講座や書籍などで一通り投資のいろはを学んだとしても、人間という生き物は、学んだセオリーに従って冷静に事を進める事は出来ないのです。
買って直ぐにローソク足が陰線になった銘柄を見て、「明日は上がるんじゃないか」を繰り返し、なかなか損切りが出来ません。
自分はそんなことはないとあなたは思うかもしれませんが、そうはいかないのが株です。
「損切り」は遅れれば遅れるほど、自分の身を切られるような心の痛みを与えられます。
この心境は講座や本を読んだだけでは体感出来ません。やはり、株とは怖いもんだと体感するには実際に取引きしてみるしかないでしょう。
バーチャル株投資ゲームですら損切りをためらう。そして損を増やす
バーチャルの投資ゲームをやってみると、バーチャルの世界ですら損切りをためらってしまいます。
そして、ビギナーは一攫千金を夢見て(私のこと)、信用取引目一杯まで買ったりします。そして結局は大損して、大きく資金を減らしてゆきます。
最初の1年は小額の投資と投資ゲームで心構えを覚えましょう
株初心者は最初の1年は、無くなってもいい金額の範囲内の資金で取引きして、それと同時にバーチャル株投資ゲームで、自分の投資セオリーの確立と、ここが大事なのですが、自分の精神力、決断力がどの程度なのかを知ってから、本格的な株式投資を始めても遅くはないと思います。
負けパターンを覚えておく
人は大きく買った時の快感が欲しくて、そちらに意識が 行きがちですが、実は、株式投資は大きく負けないことの方が大事だったりします。
負けるパターンをしっかり記憶しておく。最小限で負ける練習がある意味必要なのです。
私は全然できていませんが、自分を戒める意味でも、ここにもう一度 書いてみました。
関連記事
株で失敗する人の割合はどれぐらい?