半年で株価が2倍になった銘柄を分析するシリーズです。
今回は、2018年3月2日までの半年間で、株価が2倍以上になった銘柄数の内訳をみてみます。
この結果と、今までの過去のデータを見比べる事によって、何かがつかめることを祈りつつ、調査の結果を見てみましょう。
前回の調査
2017年8月18日、6ヶ月以内で2倍以上になった銘柄数
2018年3月2日の日経平均チャートを見てみる。
チャートは1月の終わりから2月の初めにかけて、25日と50日の移動平均線を上から下に抜けました。
そこから1つ谷を作りチャートは上げていったのですが、2月27日、28日と25日線にローソク足の頭を抑えられ、3月に入り2日続けて窓を開けて陰線の下げを作っています。(チャートのいちばん右端)
なにやら不穏なムードが漂っています。
ここから、下げ相場がスタートするのか?!
半年で2倍以上になる銘柄数検証スタート
2018年3月2日時点での
上場企業総数は3,602
5営業日(1週間)以内で2倍位以上になった銘柄数
1週間で倍以上になった銘柄はこの半年では1つもありませんでした。
0です。
0/3,602=0%
(前回は0%)
20営業日(1ヶ月)以内で2倍以上になった銘柄数
2銘柄
(前回は0)
2/3,602=0.05%
(前回は0%)
ちなみにその2銘柄は↓
3083 シーズメン JASDAQ
(17日で170.2%に)
3689 イグニス マザーズ
(17日で134.3%に)
60営業日(3ヶ月)以内で2倍以上になった銘柄数
8銘柄
(前回は0)
8/3,602=0.22%
2倍以上になった銘柄数の最長期間は57日(9264 ポエック JASDAQ)
120営業日(6ヶ月)以内で2倍以上になった銘柄数
121銘柄
(前回は81)
121/3,602=3.35%
(前回は2.27%)
2倍以上になった銘柄数の最長期間は119日(6494 NFKH JASDAQ
303.0%)他に多数あり
その中で3倍以上になった銘柄数
20銘柄
(前回は19)
その中で4倍以上になった銘柄数
5銘柄
(前回は7)
その中で5倍になった銘柄数
2銘柄
(前回は、5倍がなくて6倍が3銘柄、7倍が1銘柄)
考察
前回の2017年8月18日の調査では、60営業日内に2倍以上になった銘柄数が1つもないという珍事が起こりました。
今回はというと、60営業日内ということで言えば、8つありますから、前回よりは爆上げした銘柄が多少は出てきました。
120営業日(半年)でも、
前回81→今回121と
40銘柄数増えています。
チャートに答えが出ている
1年間のチャートを見てみると、
今回調べた半年間と、その前の半年間で、状況がガラリと変わったのが一目瞭然です。↓
この1年分のチャートを見て、やっと前回の調査での異常な状況が見えてきたわけですね。
それにしては、ここ半年のチャートの右上がり加減を見れば、
2倍以上になる銘柄数がもっと多くてもいいような気がしますが、それ程でもないことを考えると、この先何か大きな世界規模の事件が起きるのではないか?
なんて思わされます。
そして日経平均チャートの右端部分…。
なにか、下げ相場の始まりの予感。
投資は慎重に。
そしてこの答えはまた半年後の調査ではっきりするでしょう。
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2017年8月18日、6ヶ月以内で2倍以上になった銘柄数
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2016年7月20日現在、半年で2倍以上になった銘柄数を分析