自分が勝ちを連想出来るチャートのパターンの比率を探る。
あなたは、自分が得意とするローソク足チャートのパターンというものを意識したことがありますか?
買おうという欲求を持たせるような形状をしたチャートの形(パターン)。
または、実際に勝った銘柄のチャートのパターンの傾向。
自分なりのチャートのパターンを区別してみる
私たち、チャートを手掛かりに株を売買しているトレーダーは、自分なりのチャートのパターンの分類を、意識的にしている人もいれば、無意識にやっている人もいると思います。
そういう私はどうかといえば、チャートの大まかなタイプの分類を無意識にやっているだけで、深く調べたことはありません。
ただ、過去に見たことのあるような上昇して行くパターンが、頭の片隅に残っていて、
「このチャートの形なら、いけるんじゃないの!!」
という希望的未来予測で買っているようなところがあります。
これじゃダメなんですよね。
そこで、今回は、チャートのパターンの種類を分類してみたいと思います。
チャートのパターンを分類してみる
緩やか上昇型
数日のスイングトレードから数ヶ月の間、持ち続けることができそうな、臆病な私のような人間には、買いやすい、いや、全ての人が買いたいチャートではないでしょうか。
しかし、上昇が緩やかなので、短期間で大きくは勝てないかも知れません。
それでもこのチャートの状態から、好材料が出て、グググイーっと運良く上昇する場合もあるので、そんなに株を持っていれば幸運です。
グランビル的なチャート
いかにもグランビルの法則を絵に描いたようなチャート。
株の指南書が「買え」というポイントに乗って勝てたらいいんですけど…。
上手く利益が出たあと、波の頂点で売ってしまうのがいいのか、その後の調整を耐えて、次に上昇まで持ち続けるか、悩むところです。
波の頂点で売って、調整が終わったところでもう一度買い直すというセンスがあればいいんでしょうが、
調整の数日間、他の銘柄に目がいってしまうんですよね。
だって、調整が終わるのを待っている数日間がもったいなく感じてしまうんですから。
グランビルっぽいチャートは冷静になれば勝ちやすいチャートです。
グランビルくずれなチャート
ひと山が終わって、値幅調整だなと思ったらそのままガタガタと下げていくと、今まで耐えに耐えた数十日はいったい何だったんだ。(泣)
という事態。ここで捨てないと塩ずけに…。
1つ目の山の頂点で売りゃよかった。
ボックス圏の形成
余り注目されずに細々と山と谷を作っているチャートの下値辺りで買って、少し上がったら直ぐに売る。少ない利益を細々と続けるには、向いたチャートです。
または、材料が出て、ボックス圏の上値抵抗線を突如として越えると、そのまま上げていくと、教科書にはよく、そう書かれています。
そんなに状態を期待するために、ボックス圏の上値抵抗線で跳ね返されてから売った方が、直ぐ上がって売るよりいいのかも知れません。
グチャグチャのチャート
日足チャートで規則性のないチャートは、買いにくいですよね。株はギャンブルではありませんから。
チャートを見ずに、リアルタイムで板情報だけで勝負しているデイトレーダーなら、メチャクチャなチャートの銘柄でも、その日のランキングに入っていたりすれば、買いにいくのでしょうね。
チャート派の私は敬遠したいところです。
しかし、これが月足ならば話が違います。
月足ならば、乱れたチャートでも、陽線が3つ4つと並んでいたりすれば、タイミングを見て買いにいけると思います。
下降トレンドに入ったチャート
信用売りをするなら、買いの時の逆転の発想をすることによって利益を上げられるハズ。
有名なBNF氏は下降トレンドの最中にも、ロウソク足が25日移動平均線から大幅に乖離したタイミングで、もう1つ他のマイナス要因で一瞬、ドスンとつられて大きく下げた時に買いを入れて、下げ過ぎが戻した分で勝つ。
という方法を使って日経平均が下り坂だった時代も資産を増やしました。
こんな事、私には無理ですが、ゲームを日常的にやっている反射神経のいい人は、可能かも知れません。
自分の得意なチャートパターンを見つける。
株を始めた頃は、勉強半分にして、果敢にチャレンジして、失敗を繰り返すものです。
危険なチャートを、実際に買って、負けて、体で覚えるのも悪くはありませんが、そんなことをしていると、予算がスッカラカンになってしまいます。
私のことです。
なので、少ない予算で頑張っているトレーダーは、なるべく、ベーシックなチャートの形を作っている銘柄を選ぶべきでしょう。